おひとりさまで何が悪い!!

バツイチ40代オヤジ(しかもメンタル持ち)が送る、何気ない日常雑記です!
ボッチが故に、会社の事や趣味の事など様々な役に立たない情報を気づいたときや手が空いた時に書いていきます
たまに役立つ情報もあるかも知れませんが、間違ってる可能性もあるので、ご注意を!

双極性障害の友人

私と同じ、双極性障害を持つ友人がいます。
そして彼の母親から相談を受け、昨日本人と会ってきましたが…明らかに「躁状態」の彼がいました。


私の場合「社会人経験がある(現に会社員だし)」に対し、「社会人経験がない(親の会社を30歳頃に引き継いだ)」、つまり30歳になるまで就職してこなかった(できなかった)ので遊び歩いてた、というのが正しいといったところでしょうか。


約10年の差というのはものすごく大きく、学生から社会の道へと進み、たくさんの経験(楽しい経験や赤っ恥をかいた経験、成長に苦労した経験など)を積んできたのを飛び越えて、いきなり社長という座に就き、従業員(会社を守ることも含め)を使い数々の仕事をし始めました。
何をするにも未経験の仕事は、誰しもが「初心者」です。
ただそこを埋めるのに、培ってきた経験が活かされるかどうか?で差はつきます。


いくら百戦錬磨であっても、「経験」をうまく活用(転用?)できなければ苦労しますし、活用できても初めてが故に、手探りで色々物事を進めていくワケですが。


私も上記のように「経験はあっても、上手く活用できなかった」タイプでしたので、大勢の前で得意先のお偉方から怒鳴られたり、スピーチで赤っ恥をたくさんかいたりしましたが、会社組織にいた以上「会社を守る=従業員の家庭を守る」という信念だけは持ち合わせていました。
まぁそのプレッシャーやら何やらに最終的に身体を壊し、精神に異常をきたすワケですが、それでも現在生活していく中で貴重な経験として活かせてますし、社会の中の自分という立ち位置をキチンと弁えることができます。


友人の場合はそれがない為、手探りで~・・・のハズが彼が選択したのは「火の粉を被らないよう逃げまくること」でした。
トラブルが生じれば部下を使い対応させ、自身は逃げる(隠れる)。
責任も自身がとるワケでなく、部下になすりつける。


もう想像はつくかと思います。
結果的に彼の周囲に誰もいなくなってしまい、親が築き上げた「資産」だけが残り、人集めも「資産」で雇い、トラブルが起きる度に対処させ辞めていく、をずっと繰り返してきました。
彼自身は何も学ぼうとせず、とにかく「自己防衛」だけを「資産」で何とかし続けた、という流れでした。


当然地域の評判も落ちていきます。ネットでは黒い企業扱いで某掲示板に載ったり、ますます自分を追い込んでいってしまい、結果的に発症してしまいました。


私の場合は同じ「双極性障害」でも「鬱になる傾向が強い」のに対し、彼の場合は「躁状態になる傾向が強い」ので、「服薬」に関しても違いが出てきますし、そもそも「病識」がまったく異なります。
「躁状態」の場合、「当人は絶好調であり、至って問題がない」ため「なんで薬を飲まなければいけないんだ!」と服薬をせず、ある日「鬱状態」へと転換した時、「躁状態の記憶」が「鬱」をより悪化させます。


かつて私も「躁状態」になった時(一度だけですが)、
「なんて調子がいいんだ!」「オレは何をやっても上手く立ち回れる」「これくらいの買い物、将来への投資と思えば平気だ。金は後からついてくる」
周囲から見れば明らかに異常な行動でも、本人は病気という認識がない為、2日徹夜で仕事しても平気だし、元気モリモリ。じゃんじゃん莫大な量の買い物をしてしまう。クルマなんて一気に3台新車購入してしまったり…
しかしそれは「脳から送られる信号が異常による判断力の欠落や誇大妄想」であり、肉体自体は徐々に疲労でボロボロになっていきます。
そして「鬱」になった時、「オレはなんてことをしてたんだ…」と躁状態の記憶を思い出し、自分を責めたてどんどん鬱が酷くなって苦しかったことを、いまでも覚えています。


話は戻りますが、その友人が過去私がしてた行動と同じことをしており、明らかに躁状態になっているのは目に見えているのですが、いくら話しても理解してもらえませんでした。
私の場合は「お金」といってもクレジットカードの限度額で済んでました(それでも5社から借り入れし、結果的に「自己破産」しています)が、彼の場合は莫大な資産を湯水の如く使って浪費しています。
主な購入物は「不動産」の他「自分だけの快楽」に「接待交際費」で歓楽街へ行き遊びほうけてロクに仕事をしていない状況。
暴力事件など傷害を起こさない限り「医療保護」はできませんので、入院させたくても「任意入院」(任意なので本人の意志で退院できる、と記憶してます)させて医師の判断により「措置入院」への切り替えを仰ぐしか手がないようでして…


彼が「双極性障害」と診断されたのは、鬱状態になった時に受診した結果。
彼の問題は躁転化し易い為、服薬も一時しか継続せず自己判断で「治ったから薬は不要」と「服薬を止めてしまう」こと。


同じ病名(?)とはいえ、こうも違うと何だかなぁ…て思う反面、病気だからそうなってしまうんだよなぁと思うこともあります。
ただ社会的に見れば、明らかに異常な行動であり迷惑行為を行う為、同情というか理解されにくいのが「躁」なんだろうな、とも思います。


もちろんすべての「躁状態」が同じではありませんし、あくまでも私の経験や友人の現状を今回綴っています。
ですから人によって様々な行動をするかとは思います(決してネット情報だけで決めつけるのではなく、専門医に受診させて診断してもらうこと)


なんとも悩ましい問題ですが、私自身考えすぎて鬱になるのもなんですし、彼の母親に「医療機関と連携して対処するしかない」「クルマのカギは隠すこと」「家で暴力を振るったら警察へすぐ連絡し、家から出さない」と伝え、昨日は去りました。
これ以上他人に迷惑をかけなければいいけどなぁ…

スタッフに恵まれて

私が私傷病で休養している間、クライアント様より多くの仕事をいただいてたようで、本日復帰とともに知って、思わず
「なんで知らせてくれなかったの?」
と少々語気を強めて話してしまったのですが、
「だって話せば絶対無理して出勤するじゃない。休養するときはシッカリ休養し、復職後挽回すればいいじゃないの。それが組織であり、仲間なんでしょ?」


そのひと言で、ハッとしました。


一応長たる私が、仲間を信じないでどうするんだ…
あ、当社は地位とか役職などを設けず(表向きにはありますが)、皆対等に接することにしています。
理由はシンプルで、規模が小さいというのもあるのですが、
「皆が納得する議論・結論を出して、同じベクトルを向くためには上下関係を取り払ってしまおう」
というものです。


組織(会社)として正しいかは別として、少人数(4人)で動いているからこそ、お互いが同じ方向を向いて、会社を成長させていくことに努めなくてはならないという皆の共通した考えから生まれたものです。


そんなこんなでクライアント様の依頼をこなしたスタッフは、今日もコツコツ小さな仕事をこなして頑張っています。
本当に良いスタッフに恵まれたなぁ…と感謝しつつ、新しい仕事を取りに行こう!


仕事に対するモチベーションは人それぞれですが、私はこの仲間たちと少しずつ会社を成長させて、私と同じような仲間を受け入れられるようにしたいな、と夢を抱いて外回りに出向くのでした。


いつも文章だけ(しかも駄文)のブログですが、最後まで読んでくださってありがとうございます。

ゆっくりと進もう

かなりメンタル面も回復し、主治医より就労許可をもらったので明日から出勤することに…
いまは大手の仕事をしつつ、サイドワークで収入を得てるスタイルですが、サイドワークの方が軌道にのりつつあるので、サイドワークを主軸にしようかな?
しかし過去の経験から、油断・過信をせず手綱は常に絞めておかないと、人は簡単に楽な方へと転じてしまうから、ゆっくりジックリ判断しようかなと思います。


話は変わるのですが、私は同じ障害を持つ仲間たちや、聴覚・視覚・四肢に障害を持つ方々と交流を持ち、定期的に集まって様々な話をしています。
大きく分けると同じ「障害者」という括りになってしまいますが、おのおの障害ごとに違った悩みがあり、その悩みを払しょくできる労働環境を作るには、世間が障害者に対する理解をしてもらうことと、理解してもらったことを「忘れないで具現化してもらうこと」が欠かせないことであり、到達点のひとつであると私は考えます。


少々回りくどい書き方をしたのですが、某チャリティTVなどで「障害者」にスポットライトが当たる機会はあるのですが、1年に1回という上に「多少の脚色」を加えている場合もありますし、現実と乖離し美化した内容のものもあります。
それでも世間かつ全国に放送されるのはそのTVなので、もっと障害者の大変さ、ハンディキャップを背負っていることを知ってもらう機会ですが…


果たして視聴された方の何人が、記憶にきちんと残っているでしょうか?


視聴した時点では同情や感動など様々な気持ちになって視てるかと思います。
しかし、そのあとのアクションを起こした方、起こせる方や企業様はどれくらいなのでしょうか?


残念ながら、人間は「忘れることができる」生物です。
その時印象に残っても余程のことがない限り、記憶の片隅に消えてしまうでしょう。
小さな子供に物事を教えるように、何度も何度も知ってもらう機会や場がないと、忘れられてしまいます。


聴覚障害を持ってるけど、イラストがすごく上手い方がいます。
片手が不自由だけど、頭の回転が速くてPCを使った仕事を得意とする方もいます。
精神障害だけど、手先が非常に器用で造作が得意な方もいます。
そういった方々の個々の能力や、得意分野を見せれる機会があれば、彼らが世の中で活躍できる場が広がるのになぁ…といささかモヤっとしながら集まりで毎回思います。


私にできること…こういった情報を広め、もっと興味を関心を持ってもらい、障害者たちがより働きやすい環境づくりに貢献できればいいな、と思いながらブログに書いたりしています。
老若男女が快適に過ごせるユニバーサルな環境・社会への道はまだまだ遠いけど、ゆっくりジックリ進めて行きたいなと思って今回は終わりしようと思います。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。